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​環境問題

Q. 肉を食べると環境が悪くなるって本当??

 

A. 牛のおならとげっぷが、地球温暖化を加速させる──。

  突拍子もなく聞こえる説だが事実だ。牛1頭が「げっぷ」や「おなら」として放出する

  メタンガスの量は、1日160〜320リットルにも上る。

 

  農場経営者にメタンガス排出の削減を義務づける法案も登場するなか、

  研究者たちは牛たちの「減ガス化」を目指して、

  海藻飼料から遺伝学まであらゆる可能性を探り続けている。

 

 

 

 

  食生活に関わる温室効果ガスの排出量は、肉類の消費関連が最多だとされる。豚肉の場合、

  小売店で並んでいる骨などを取り除いた精肉1キロ当たりの排出量はCO2換算で約7.8キロとされる。

  これは、えさの生産や飼育、食肉処理などの過程の排出量を合算したものだ。

  その後、小売店で売られるまでに、さらに約3.3キロ排出されるという。

  肉を育てるだけでも一苦労なのに

  食べるまでにさらに環境を悪くしてしまう・・・  これが肉の怖さだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Q. 肉を食べると環境が悪くなるって本当??

A. 肉を食べることが、どの程度 温室効果ガス排出につながるのかを調べるため、

  ガソリンの使用量に換算する試算をした。

​  それが右の 表1だ。

 

  

 

 

       

 

 

 

 

 

  結果は、豚肉は少なくともガソリン約40リットル分、

  牛肉は約60リットル分だった。

  鶏肉は1キロ当たりの排出量が豚の半分程度と想定して、約20リットルと推計した。

​  ただこれは、流通の時に出たガスは換算していないため 実際はもっと多いと考えられる。

​表1

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